JICA青年海外協力隊経験者の山口実香さんに、協力隊での経験と、現在の活躍、そしてこれからの展望についてお聞きしました🇬🇭
JICA青年海外協力隊経験者の山口実香さんに、chスタッフ17名でZoom取材を行いました。
大学の看護学部を卒業し、都内の病院で4年間看護師として勤務されていた山口さん。その後仕事を退職、2015年6月~2017年6月に青年海外協力隊としてガーナに派遣され、現地では主に地域で流行している感染症の予防・啓発活動等に従事されていたそうです。
「青年海外協力隊」という言葉はよく耳にしますが、実際に経験者にお話を伺う機会はなかなかありません。
「なぜ青年海外協力隊に興味を持ったのか」「現地ではどのような壁にぶつかったのか」等々、高校生からは率直な意見がいくつも出ました。
ガーナから帰国後は、JICAの国際協力推進員として国内の国際協力に関わり、昨年4月からは保健福祉センターで保健師として勤務されているそう。
青年海外協力隊での経験が活かされ、帰国後も活躍されている現在の様子も詳しく教えていただきました。
ちなみに、お話の中で何度も名前が登場した、山口さんの同僚のイブラヒムさん。
どんな時でも優しく接してくれるイブラヒムさんに、自分が日本人だから優しいのかと山口さんが尋ねたところ、
「君が日本人だから助けるんじゃない。目の前に困っている人がいるから助けるんだ」
と答えてくれたのだとか。
この言葉は、山口さんの心に強く刺さったそうですが、取材に臨んだ高校生たち全員の心にも刺さりました。編集部も高校生と一緒になって、国籍や文化の違いを超えて「同じ人」として向き合い接する、「異文化理解」の本質を考えさせられた取材でした。
インタビューの様子は、chFILES東海版4月号に掲載予定。誌面に収まりきらなかった内容は、chFILESwebサイトにて公開します。
世界への移動が制限されているコロナ禍だからこそ、世界で起きていること、国際社会で求められていることについて考え、高校生が世界へ目を向けるきっかけとなりますように。
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